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附木の本棚

【一冊目】いいね!光源氏くんレビュー

こんにちは附木です。

さて、本ブログ最初の本は……これです!

 

「いいね!光源氏くん」(著・えすとえむ

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目次

 

 

1.あらすじ

さて、まずはあらすじのご紹介からですね。バンバンいっちゃいますよー!

上記URL、amazon様から引用

コレ、最近の話なんですけどー、
部屋に突然現れた男が〝光源氏〟らしいんです。
そう、平安時代のアレです、モテまくり貴公子のお話『源氏物語』の主人公。

最初、コスプレ不審男だと思って金属バッドでブン殴っちゃった手前、しばらく面倒みることにしたんです。
それからほぼヒモ状態なんですけど、すごく優雅で悪びれなくて……

なんか毎日楽しそうにしてますよ。
ツイッターに和歌とかあげてて、フォロワーもそこそこいるみたい。

女の人はホント好きですねー、彼。
だけど私には手を出してこないんですよね。
あっ でも手を出されたいとかじゃないんですよ(汗)

まあ、なんかワケが分かんないまんま、美形のニートに住み着かれちゃったなぁ
みたいな…?

藤原沙織さん(27)都内在住OL より

これ、まんま裏表紙に記載されているあらすじなんです。

光源氏に、金属バッド。ヒモだけど優雅。ツイッターに、和歌。パワーワードのオンパレードですね。

 

あらすじ(附木筆)

働き盛り、27歳OL、藤原沙織。土曜日にはドラマ一気見、ごろごろだらだらするのを楽しみとしているごく普通のOLである。

そんな彼女が気まぐれで掛けたすだれに、バリ風のお香。それが、彷徨う光源氏を誘ってしまった——。

光源氏へ沙織の唸る金属バッド!ジャージ姿も映え、スタバで感動して和歌を詠み始める光源氏!交錯する(すれ違うとも言う)疑心!

現代×平安のほっこり時代トリップ漫画、ここに!

 

2.一巻を読んで

一巻を読んだのは随分昔にもなりますが、今読み返してみると物凄いなこれっていう一言が最初に浮かびます。

 

えすとえむ先生の美しい絵柄に平安貴族たちのたゆたう髪や歌を詠む優雅さが非常にマッチしていて全般的に「雅」。

そんな中にも、ユニクロで買い物をする光源氏、抹茶フラペチーノを一気飲みする光源氏、おばあちゃまに囲まれて和歌の教室を開く光源氏etc……ほっこりしたりクスリとする場面があり、絶妙な「雅」と「笑い」のバランスが秀逸です。

 

ああ、歌を詠むその一ページの美しさと言ったら……。キュンっていうよりギュンッッてきます。

とりあえず光源氏くん並の語彙力が欲しい。

 

3.おわりに

さて、今回ご紹介した「いいね!光源氏くん」いかがだったでしょうか。

とってもお勧めのシリーズです。二巻ではまさかの頭中将も参戦。全三巻、お手に取りやすい冊数ですので宜しければぽちっと購入してみてください!

そして光源氏くんにしてやられてみてください笑

 

それでは初のレビューになりました、拙いところも多かったと思いますがお読みいただいてありがとうございました!附木でした。

 

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